最初に聞いたのは、 おばあちゃんからだったかな。 私が生まれてきた時のこと。 私は生まれた時、危険な状態で、 一ヶ月くらい入院していたとか。 何とか事なきをえられたみたいだけど、 お父さんもお母さんも、きっと 気が気じゃなかったんじゃないかな。 それから今日まで私は、 家族に、ずっと心配をかけてきたと思う。 厳しくて優しいお父さん。 いつも私の身体のことを案じてくれた。 仕事で忙しくてあまりしゃべれなくても、 相談した時は、毎回その一言一言が、 私の歩く道を照らしてくれたよ。 存在自体が私の支えだった。 お母さんは、自分のことは後回しで、 体調が悪くても お弁当つくってくれたりしたよね。 嬉しかったのは、私を「お姉ちゃん」でなく 名前で呼んでくれたこと。 「姉だから頑張らなきゃいけない」 ということはない、と配慮してくれた。 妹のゆかにも、謝りたいことがあるよ。 私が中学一年の時に入院した日のこと。 あの日は、ゆかの誕生日だったのに、 お母さんを私に付きっきりにさせちゃった。 なのに、責めることすらせずに、 ただただ気を遣ってくれたよね。 みんな、ずっと心配かけてばかりでごめん。 私が助産師になったのは、 家族を想うお母さんの気持ちを 支えたかったから。 結婚後は、自分の家族を安心させたいな。 大切な家族のみんな、今までありがとう。 出雲記念 の式、楽しかったよ。
福井市 荻田奈津子
お父さん、お母さん、ゆか。 私を心配してた分のチカラを、 もっと人生を楽しむために使ってね。 ありがとう。大好き!
舞台となったのは、荻田さんが助産師として働く福井赤十字病院。 元気に泣き叫ぶ赤ん坊の声と、それをあやす荻田さんの表情に現場 は何度も癒されました。関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。