出雲記念館 - 娘からの手紙 10

お母さんに育ててもらえてよかった。

「だいじな人」。 お母さんってどんな人? と尋ねられた時、答えた言葉。 簡単だけど、それ以外になかった。 女手ひとつで育ててくれた24年間。 自分のことは後回しにして、 私を守ってくれた。 思い出すのは小学校の頃。 友だち関係で悩んでいた私に、 「あんたは悪くない」と味方してくれたよね。 その後に「だから負けちゃいけない」と 付け加えたのがお母さんらしかった。 「手に職をつけなさい」。 お母さんが、そう言い始めたのも その頃だったかな。 きっと自分が苦労をしたから、 私につらい思いをさせたくなくて、 そう言ったんだよね。 おかげで私は何年後かに 美容師への道を歩むことができた。 いつだってがんばるお母さんを 私は尊敬してたから、 時々、お母さんの働いている 定食屋さんへ 手伝いに行くことは とっても嬉しかった。 こうやって働いて、 私を守ってくれたのかなって どこかで感じてたよ。 母親だけで子どもを育てるのは 本当に大変だったと思う。 なのに、いつも明るくて、 面白いことばかり言う。 あらためて思うよ。 お母さんの子でよかった。 出雲記念 での式、幸せだったよ。 ありがとう。

第10回 坂井市・刀根真美

お姉ちゃん、私、お母さんで行った、 先日の旅行、楽しかったね。 すっごく嬉しそうだったお母さんが、 とても印象的だったよ。 いつかお父さんも一緒にみんなで、 行けるといいな。

今回の撮影は、刀根さんのお母さんが働いていらっしゃる居酒屋で行いました。実際、刀根さんご自身も、小さい頃はよくお手伝いをされていたとか。撮影中、笑顔で見守ってくださっていたお母さんの表情がとても印象的でした。

娘からの手紙 - 出雲記念館

22日は、夫婦に向かう日